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【セメント系】薬液注入工法

この記事を要約すると、、、
  • 薬液注入工法は薬液やグラウト材を地中に注入し、地盤強度の向上や止水性を高める工法
  • 低振動・低騒音で狭小地にも対応できる一方、六価クロム溶出や固化不良のリスクがある
  • 二重管ストレーナ工法、ダブルパッカ工法、浸透固化処理工法など、目的に応じた種類がある
薬液注入工法は地盤強化や液状化防止に効果的で、周辺環境に優しい柔軟な施工が可能です。

薬液注入工法とは?

凝固する性質をもつ薬液やグラウト材(セメントミルク、粘土、水ガラスや高分子など)を用いて、注入管を使い地中の所定の場所に注入する工法です。薬液注入工法を実施することで、地盤の強度を上げるだけでなく、地盤の止水性を高めることもできます。

薬液注入工法のメリット

主なメリットとして、次のようなものがあげられます。

薬液注入工法のデメリット

主なデメリットとして、次のようなものがあげられます。

六価クロム溶出

セメント系固化剤には発ガン性物質である六価クロムが含まれます。セメントミルクなどのグラウト材を使用する場合、地盤の土とグラウト材の相性によっては、環境基準値をオーバーする分量の六価クロムが溶出するリスクがあるので注意が必要です。

六価クロムは土壌汚染対策法で定められている特定有害物質でもあります。

固化不良

ライアウト現象、つまり固化不良が生じる可能性があります。コンクリートに水分が吸収されて蒸発すると、凝結がうまくできない状態になってしまうのです。

特に、夏場に炎天下にさらされたり、あるいは強い風にさらされたりすると、そのリスクは高まります。

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薬液注入工法の種類

二重菅ストレーナ工法系

薬液注入工法の中でも広く普及している工法です。

地中に二重管ロッドを削孔し、外管から主剤を、内管からは硬化剤を圧送します。それらが先端モニターで混ぜ合わされる仕組みです。その薬液・グラウト材を地中に浸透させることで、地盤の改良を図る仕組み。

二重菅ストレーナ工法系で使用される薬液・グラウト材の種類は多岐にわたります

ダブルパッカ工法

その名の通り、二回に分けて薬液・グラウト材を注入する方法です。

地中に注入外管を設置したら、まずは地盤の層境を埋めたり大きな空隙を埋めたりするための注入作業にかかります(一次注入)。

その後に、数分間~数時間のゲルタイムをもつ薬液・グラウト材を注入して、地盤改良を図ります(二次注入)。

浸透固化処理工法

液状化防止を目的とした「恒久型薬液」を使った薬液注入工法です。

この工法を採用すれば、護岸の直下や橋脚といった場所の液状化対策が可能です。工事を行う際に、その施設の使用を停止する必要もありません。

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おすすめ3選

軟弱地盤や災害リスクを抱える土地でも、地盤調査と改良を行うことで、安全で安心な住環境やインフラ整備を実現します。 ここでは、長崎県で地盤調査や改良を行う企業を、「住宅建築」「大型建物の建設」「インフラの地盤改良・補強」に分けておすすめの会社をご紹介します。

【住宅建築】
自然素材の家づくりをする
工務店・ハウスメーカー
サキタ技研
サキタ技研

画像引用元:サキタ技研株式会社公式サイト(https://sakita-giken.jp/)

特徴

  • セメントや鋼管を使わず、自然砕石で地盤を強固にする「エコジオ法」を採用
  • 特許取得済のEGケーシングを使い、従来の砕石パイル工法で問題だった掘削穴の崩壊を防ぎながら地盤を強化

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【大型建物の建設】
強固な地盤が求められる
大型マンション建築のビルダー
ワイテック
ワイテック

画像引用元:ワイテック公式HP(https://www.y-tech.biz/)

特徴

  • 深い支持層まで銅管杭を打ち込む「鋼管杭工法」を採用
  • 深層の硬い層まで杭を打ち込むため、高層ビルや商業施設などの重たい建物に適している

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【インフラの地盤改良・補強】
地盤弱体化で改良・補強が
必要になった自治体
アース
アース

画像引用元:アース公式HP(http://erh21.co.jp/)

特徴

  • 粘土、砂質土、礫質土など、様々な種類の地盤に施工が可能な「薬液注入工法」を採用
  • 浸水性を減少させることができる工法なので、雨水や地下水による地盤の弱体化を防ぐことが可能

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