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【セメント系】浅層混合処理工法

この記事を要約すると、、、
  • 浅層混合処理工法は地盤を1~2m掘り起こし、セメント系固化材で地盤強度を高める工法
  • 工期が短くコストが低い反面、固形不良や六価クロム溶出などのリスクがある
  • スラリー系や粉体型の撹拌工法があり、地盤の性質に応じて最適な方法が選べる
浅層混合処理工法は比較的浅い地盤の強度を効率的に向上させ、コストを抑えた改良工事に適しています。

浅層混合処理工法とは?

建物基礎の下にある地盤を1~2m程度まで掘り起こし、セメント系固化材を使用して地盤の強度を高め、沈下を抑制する方法です。

支持層の地盤が比較的浅い層にあるときに用いられ、表層のみ改良すればよい地盤において安く済みます。反対に、改良深度が深い地盤には適しません。

シンプルなプロセスですが施行者の技術が求められる工法なので、施工の依頼先は慎重に選定する必要があります。

特に、急勾配の地盤や地下水位よりも低い地盤だと、施工の難易度はさらに上がるため、高い技術をもつ施工者に依頼しましょう。

浅層混合処理工法のメリット

工程が比較的シンプルなので、工期も短くて済みます。したがって、コストも低めです。また、さまざまな性質をもつ土に対応できるところも、大きなメリットであるといえるでしょう。

基本的には砂質土や粘性土に適している工法として知られています。ただ、使用するセメント系固化材を選べば、腐植土や酸性土などの地盤改良工事にも問題なく適用できます。

そしてもうひとつ、構造物の滑り止めとしても有効であることも、浅層混合処理工法の大きなメリットとしてあげられます。

浅層混合処理工法のデメリット

浅層混合処理工法はセメント系固化剤を使用するため、固形不良や六価クロムが溶出するリスクなどのデメリットに注意する必要があります。

固形不良とは、いわゆるセメント硬化不良のひとつです。コンクリートにモルタルを塗ると、コンクリートに水分が吸い込まれてしまいます。その結果、しっかりと凝結させることができなくなってしまうのです。

次に、発がん性物質として有名な六価クロムについてですが、これは土壌汚染対策法でも指定されている有害物質です。セメント系固化材と土の相性によっては、環境基準値をオーバーする量の六価クロムが溶出する可能性があります。

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浅層混合処理工法の種類

機械的混合撹拌工法(スラリー系)

土とスラリー状にしたセメント系固化材を混合撹拌することで、円柱状の改良体をつくっていく地盤改良工法です。

土木構造物の基礎はもちろん、盛土の安定化や沈下対策、地下構造物の沈下・支持対策なども対象となります。軽くてコンパクトな施工機を使用すれば、施工時の地耐力に対する安全性を高めることができます。

機械的混合撹拌工法(粉体型)

粉体噴射撹拌機を使って、粉粒状の改良剤を土に混合撹拌していく工法です。土との混合比を少なくできるので、埋設物の掘り返しや再び戻す作業などをする必要がありません。

したがって、工事のコストをおさえることが可能です。改良剤の種類には幅ひろいラインナップがあるので、それぞれの地盤に適したものを選んで微調整できるのもメリットだといえるでしょう。

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軟弱地盤や災害リスクを抱える土地でも、地盤調査と改良を行うことで、安全で安心な住環境やインフラ整備を実現します。 ここでは、長崎県で地盤調査や改良を行う企業を、「住宅建築」「大型建物の建設」「インフラの地盤改良・補強」に分けておすすめの会社をご紹介します。

【住宅建築】
自然素材の家づくりをする
工務店・ハウスメーカー
サキタ技研
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画像引用元:サキタ技研株式会社公式サイト(https://sakita-giken.jp/)

特徴

  • セメントや鋼管を使わず、自然砕石で地盤を強固にする「エコジオ法」を採用
  • 特許取得済のEGケーシングを使い、従来の砕石パイル工法で問題だった掘削穴の崩壊を防ぎながら地盤を強化

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【大型建物の建設】
強固な地盤が求められる
大型マンション建築のビルダー
ワイテック
ワイテック

画像引用元:ワイテック公式HP(https://www.y-tech.biz/)

特徴

  • 深い支持層まで銅管杭を打ち込む「鋼管杭工法」を採用
  • 深層の硬い層まで杭を打ち込むため、高層ビルや商業施設などの重たい建物に適している

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【インフラの地盤改良・補強】
地盤弱体化で改良・補強が
必要になった自治体
アース
アース

画像引用元:アース公式HP(http://erh21.co.jp/)

特徴

  • 粘土、砂質土、礫質土など、様々な種類の地盤に施工が可能な「薬液注入工法」を採用
  • 浸水性を減少させることができる工法なので、雨水や地下水による地盤の弱体化を防ぐことが可能

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