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微動探査

地震に強い丈夫な建物を作るためには耐震性が重視されます。耐震性の強弱は、建物そのものだけでなく、建物を建てる土地の地盤の揺れやすさに基づいた耐震設計ができているかが重要です。

この記事を要約すると、、、
  • 微動探査は地盤の揺れやすさを非破壊で測定し、耐震設計に活用できる
  • 地震時の共振リスクや卓越周期を事前に把握し、建物被害を軽減できる
  • ボーリング調査より低コストで、地震リスクがある地域にも適した調査手法
微動探査は地盤の揺れ特性を分析し、建物の耐震性を高めるために有効な調査方法です。コスト面でも優れ、安心できる住まいづくりに役立ちます。

微動探査とは

微動探査とは、地震に強い地盤かどうかを調べる技術です。人がふだん感じることのできない地盤の微動な揺れを高性能な地震計で測定し、建物の耐震性能を評価します。

具体的には、その土地の地盤の中で地震がどのように伝わるかを解析し、将来地震が発生した際の地表面の周期や加速度を分析。地盤に穴を開けず、かつ音を出さずに調査できます。駐車場2台分(約9坪)程度の平らなスペースがあれば、アスファルトやコンクリートの上でも検査が可能です。

微動探査の目的

微動探査が注目されるようになったのは、2016年4月に発生した熊本地震からです。このときの地震で、地盤の種類によって建物の被害に大きく差が出たことが分かりました。わずかな距離であっても地盤の質が大きく変わることもあることから、建物を建築する前に地盤の揺れやすさを把握すること自体が重視されるようになりました。

微動探査によって地盤の揺れやすさを事前に分析・把握することによって、揺れやすい地盤に適した建築設計ができるようになります。

微動探査のメリット

穴をあけずに行える

微動調査は、重さ2.5kgの機器4台を、地面に置くだけで調査できます。アスファルトやコンクリートの地面も穴をあけずに調査できるため、振動や騒音が出ず、短時間で完了する点もメリットです。

コストパフォーマンスに優れる

一般的な地盤調査で採用されるボーリング調査は、30mほどの穴を掘って調査する必要があるためコストがかかります。それに対し微動調査は、穴を開けず地面に機材を置くだけで実施できます。そのため、ボーリング調査と比べてコストパフォーマンスに優れていると言えます。

SWS試験・ボーリング試験との違い

地盤調査で一般的に行われるSWS試験やボーリング試験は、建物の重さに地盤が耐えられるかを調べるための試験であり、地震発生時の揺れやすさまでは把握できません。

地震があったときの地盤の揺れやすさを事前に知るために、SWS試験やボーリング試験とあわせて微動探査が行われます。

微動探査で分かること

地震の際の地盤の揺れやすさ

地震発生時にどれくらい揺れやすい地盤か、地盤の特性によって揺れが増幅される可能性があるかを調査できます。特に、自然の地盤で家屋を建てる場合と盛土の地点では地盤のゆれやすさの数値が異なります。盛土の地点では揺れやすさが大きい傾向があるため、地盤に適した耐震設計を行うためにも事前に微動探査を行います。

地盤の卓越周期

地盤には、地震の際に揺れる周期がそれぞれあり、最も強く特長が出る周期を卓越周期といいます。家屋が持つ固有周期と地盤の持つ卓越周期が同じ場合、共振作用によって地震時の揺れが大きくなる現象が発生します。

共振の可能性を事前に把握し、周期に適した耐震設計で建物を建てることによって、共振による建物被害を抑えられます。

長崎の地盤調査に活用できる

大規模な地震が発生するリスクは低いと言われているものの、島原湾から島原半島を経て橘湾まで延びる雲仙断層群などの活断層がある長崎県。

複数のプレートの境界にある日本は、統計上、今後も各地で地震が起こる可能性が示唆されています。長崎で今後地震が起こるリスクもゼロではありません。長く安心して住み続けられる建物をつくるためには、地震時の地盤の揺れやすさを事前に把握し、地盤に合わせた耐震性で建物を設計することが大切です。

住宅建築・大型建物・インフラ別に選ぶ! 長崎の地盤調査・改良会社
おすすめ3選

軟弱地盤や災害リスクを抱える土地でも、地盤調査と改良を行うことで、安全で安心な住環境やインフラ整備を実現します。 ここでは、長崎県で地盤調査や改良を行う企業を、「住宅建築」「大型建物の建設」「インフラの地盤改良・補強」に分けておすすめの会社をご紹介します。

【住宅建築】
自然素材の家づくりをする
工務店・ハウスメーカー
サキタ技研
サキタ技研

画像引用元:サキタ技研株式会社公式サイト(https://sakita-giken.jp/)

特徴

  • セメントや鋼管を使わず、自然砕石で地盤を強固にする「エコジオ法」を採用
  • 特許取得済のEGケーシングを使い、従来の砕石パイル工法で問題だった掘削穴の崩壊を防ぎながら地盤を強化

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【大型建物の建設】
強固な地盤が求められる
大型マンション建築のビルダー
ワイテック
ワイテック

画像引用元:ワイテック公式HP(https://www.y-tech.biz/)

特徴

  • 深い支持層まで銅管杭を打ち込む「鋼管杭工法」を採用
  • 深層の硬い層まで杭を打ち込むため、高層ビルや商業施設などの重たい建物に適している

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【インフラの地盤改良・補強】
地盤弱体化で改良・補強が
必要になった自治体
アース
アース

画像引用元:アース公式HP(http://erh21.co.jp/)

特徴

  • 粘土、砂質土、礫質土など、様々な種類の地盤に施工が可能な「薬液注入工法」を採用
  • 浸水性を減少させることができる工法なので、雨水や地下水による地盤の弱体化を防ぐことが可能

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