長崎の地盤調査・改良工事メディア【ジバッテン】 » 地盤調査・地盤改良工事の基礎知識 » 地盤調査の結果の見方

地盤調査の結果の見方

この記事を要約すると、、、
  • 地盤調査報告書には地盤の強度や特性を示す項目が記載され、改良工事の必要性を判断する
  • 特に重要な項目は「土質の推定」「盛土の有無」「地下水位」「換算N値」「自沈層の有無」の5つ
  • 換算N値が低く、自沈層が確認された場合は地盤補強工事が必要になるため注意が必要
地盤調査報告書は専門用語が多いですが、重要項目を確認することで地盤の状態や補強の必要性が分かります。

地盤調査の結果はどう見ればいい?

地盤調査の結果は、調査報告書としてまとめられます。主に下記のような項目について調査・記載され、地盤改良の必要性の有無を判断します。

地盤調査の報告書は専門用語が多いため、ある程度の知識・意味を知っていないと調査結果を正確に確認・判断することは難しいでしょう。

ここからは、地盤調査報告書に表記されている項目やその数値の意味などについて、具体的に解説していきます。

調査報告書に書かれている項目

SWS試験(スクリューウエイト貫入試験=旧スウェーデン式サウンディング試験)の調査報告書に記される項目と意味について、表でまとめました。

貫入深さ 地表面からの深さを示します。SWS試験においては「地盤にロッド(鉄の棒)を垂直に突き刺して、25㎝ごと貫入させるのにハンドルを何回転させたか」で地盤の強度を測定します。
荷重Wsw 地面にかける荷重(重さ)を指します。5・15・25・50・75・100kgと段階的に荷重をかけて、各載荷段階のロッドの貫入量を測定します。
半回転数Na ハンドルの回転数を180度(半回転)で1回とカウントします。重りの荷重だけで沈まない場合は、25㎝貫入させるのにロッドは何回半回転するのか調べることで、地盤の固さを測定します。
1mあたりの半回数Nsw 半回転数を1mあたりに換算したものです。Nswとは「Na×100/L(L=貫入量)」で記載されています。
荷重のグラフ 荷重Wswをグラフ化したものです。どれほどの荷重でロッドが沈んだのかが確認できます。荷重グラフの範囲内でグラフが止まっている場合は、軟弱な地盤という意味になります。
1mあたりの半回転数のグラフ 半回転数(Na)を1m当たりに換算したグラフです。グラフの棒が長いほど硬い地盤を表し、地盤にそれなりの強度があることが分かります。
換算N値 N値とは、標準貫入試験値を指しており、地盤の硬さを表す指標です。この値が大きいほど、地盤が硬く強度が高いことを意味します。換算N値とは、標準貫入試験以外の試験結果によって算出された情報を、換算式にあてはめて算出した数値となります。

とくに見ておきたい項目

調査報告書に記載されている項目は多数あることから、どうしても難しく見えてしまいます。そこで、報告書の中で特にチェックしておきたい5つの項目についてピックアップしましたのでぜひ参考にしてみてください。

1.土質の推定

実は土にはさまざまな種類があります。具体的には「粘性土」「砂質土」「礫質土」といったものがありますが、同じ換算N値(地盤の硬さを表す値のこと)の土だったとしても土質により地盤の硬さが変わってきます。

後々どのような地盤補強をするのかといった点についても関わってきますので、どのような土質なのかという点についてはしっかりとチェックしておくことが大切です。

2.盛土の表記があるか

調査報告書の土質推定の中では「盛土」という表記があるかを確認することもポイントです。「盛土」とは、その文字のごとく土を盛ることを指しています。

土はかなりの重さがあります。そのため、例えば盛土を50cmすると木造2階建住宅と同じくらいの重さとなり、家を建てる前から地盤にその分の重さがかかっている、ということになります。

以上から、盛土があるかどうかという点はあらかじめ確認しておく必要があります。

3.地下水位の高さ

地盤の中の地下水はどれくらいの深さにあるか、という点についても確認しておきましょう。この地下水位の高さは、地盤補強を行う際に選択できる工法に関連してくるためです。

また液状化現象が起きやすいかどうかという点を調査するためにも、地下水位は非常に重要なポイントとなってきます。そのため、地下水位の高さもしっかりと確認しておくことが必要です。

4.地盤の硬さを表す「換算N値」

調査報告書には、換算N値が記載されています。これは、SWS試験の結果から求められる数値で、その地盤の硬さについて表しているものです。一般的には、換算N値が大きいほど強度がある地盤であるといえます。

地盤調査において非常に重要な指標となってきますので、こちらについても必ずチェックしておくことが大切です。

5.自沈層の有無

スウェーデン式サウンディング試験では、重りを使って負荷を加えることによって地盤調査を行っていきますが、この時重りのみで沈んでいってしまう層が「自沈層」と呼ばれています。この自沈層とても柔らかく弱い地盤となっているため、地盤補強工事が必要となります。

そのため、自沈層があるかどうか、という点も非常に重要なポイントとなってきますのでしっかりと確認しておきましょう。

住宅建築・大型建物・インフラ別に選ぶ!
長崎の地盤調査・改良会社おすすめ3選

住宅建築・大型建物・インフラ別に選ぶ! 長崎の地盤調査・改良会社
おすすめ3選

軟弱地盤や災害リスクを抱える土地でも、地盤調査と改良を行うことで、安全で安心な住環境やインフラ整備を実現します。 ここでは、長崎県で地盤調査や改良を行う企業を、「住宅建築」「大型建物の建設」「インフラの地盤改良・補強」に分けておすすめの会社をご紹介します。

【住宅建築】
自然素材の家づくりをする
工務店・ハウスメーカー
サキタ技研
サキタ技研

画像引用元:サキタ技研株式会社公式サイト(https://sakita-giken.jp/)

特徴

  • セメントや鋼管を使わず、自然砕石で地盤を強固にする「エコジオ法」を採用
  • 特許取得済のEGケーシングを使い、従来の砕石パイル工法で問題だった掘削穴の崩壊を防ぎながら地盤を強化

電話で問い合わせる

【大型建物の建設】
強固な地盤が求められる
大型マンション建築のビルダー
ワイテック
ワイテック

画像引用元:ワイテック公式HP(https://www.y-tech.biz/)

特徴

  • 深い支持層まで銅管杭を打ち込む「鋼管杭工法」を採用
  • 深層の硬い層まで杭を打ち込むため、高層ビルや商業施設などの重たい建物に適している

電話で問い合わせる

【インフラの地盤改良・補強】
地盤弱体化で改良・補強が
必要になった自治体
アース
アース

画像引用元:アース公式HP(http://erh21.co.jp/)

特徴

  • 粘土、砂質土、礫質土など、様々な種類の地盤に施工が可能な「薬液注入工法」を採用
  • 浸水性を減少させることができる工法なので、雨水や地下水による地盤の弱体化を防ぐことが可能

電話で問い合わせる